ユメミルクスリ


rufよりユメミルクスリです。

まあ、タイトルからして、
結構電波か鬱系のシナリオだろうとは予想していました。

ただ、やはり田中ロミオ氏の名が大きく、
プレイング。

ん〜で、率直な感想ですが・・・。
決して悪い出来ではないと思いますが・・・。

これってロミオ氏じゃないですよね?文章が。
詳しくは分かりませんが、文章とか語彙とかギャグ面を、
相対的に見て、田中ロミオ氏っぽくないと思いました。
多分企画がロミオ氏だったんじゃないでしょうかね。。。
ただ、ギャグ面はロミオ節ではありませんでしたが、
結構面白かったと思いますね。

まあ、それはともかく、
内容自体は、たしかに鬱系のシナリオですが、
言われているほど壊れてるお話じゃないです。


テーマは3人のヒロインが一応違う、かな?

Case1 白木あえかは、イジメ。
Case2 生徒会長は、ん〜何だろう?生と死か?
Case3 ケットシー・ねこ子はドラッグ。

となってます。
まあ、Case1から普通にプレイしていくのが良さそうですね。
段々ドラッグ寄りの話になっていきます。



割とボリュームは少なめですし、
序盤の日常シーンは割りとどうでも良かったりw
しますので、サクサク進行できます。

その暗いテーマや、OPに警告などがあった割には、
意外にハッピーエンドばっかりだったりするので、
結構後腐れなく出来るのはいいかも。

途中では、過激な描写もあったりしますが、
予想範疇内で、それほど重くありませんでした。

個人的にはあえかシナリオは好きですね。
心理描写自体はいまいちでしたが、
イジメの過程や、主人公があえかにつくまでの葛藤などは、
割とリアルな感じだったと思います。
まあ、その割にはラストが結構あっけないかも知れませんけどね〜。


全てのシナリオにいえることかも知れませんが、
重いテーマを持ってきている割に、
それぞれのシナリオなりの解答みたいなものが、用意されていないのは如何とも。
あえかの持つ狂気的な一面についても得にフォロー無しです。
ハッピーエンドなのはいいですけど、
それじゃ今までの過程は何だったんだって感じになっちゃいます。
生徒会長ルートは、一応解決したと考えられますけど・・・。
元々ちょっとテーマがはっきりしなかったりするルートですし・・。
(それは僕の読解力が無いだけかもしれませんが)

むしろこのゲーム中一番大人なのって綾だったりしませんか?w
綾はホントにいい子でした。
イジメについてもしっかりとした考えを持ってますし。
まあ、攻略対象にしちゃ絶対いけないですけどw
キャラ的に気に入ったのは、綾だけかな〜。


音楽は無難。
でもコミカルな曲から真面目な曲まで、
割といい出来だったと思います。

グラフィックは、演出は並でしたが、
原画そのものは割と好きな部類。
ボリュームの割には枚数そのものも多いんでいいんじゃないでしょうか。



総評

ん〜強いて言うなら凡作。
重いテーマを持ってくるなら持ってくるで、
もっと作りこんで欲しかったところですね〜。

まあ、非常に難しいテーマですから、
なかなかそうもいかないでしょうけど。。。