吸血殲鬼ヴェドゴニア




あばよ・・・デモンドゥス。お前は最高のマシンだったぜ・・・。


ニトロプラスより、吸血殲鬼ヴェドゴニアです。
この作品で、とりあえず現時点でのニトロ作品は網羅したことになりますかっ。

というより何故いままでやらなかったのか、という方のが謎ですが。

ぶっちゃけ面白いです。
このダークな世界観の中、ガンアクション、カーチェイス・・・。
ニトロ特有の(特に初期ファントムあたりの)熱さを醸しだしています。

話としては、ん〜なんだろう。仮面ライダーでしょうか。
デスモドゥスに乗った惣太は正にそれです。
また、演出としましても、各シナリオ13話で構成され、その話毎には、
OPとEDムービーが流れます。
さらに、OPの前には、話の切り口というか、テレビでよくある趣向のアレです。
かなり意識して作ってあるのが分かります。

初めて自ら首を切り、ヴェドゴニアとなるシーンや、
デスモドゥスに乗るシーン、ギーラッハ、ウピエルとの対決はもお燃えまくりです。

ただ・・・あの戦闘はいらなかったよね。
ああいう意味ない系戦闘をやるぐらいだったら、
普通に戦闘シーンを描いて欲しかったです。。。
久遠の絆と同様、いらない戦闘システムでしたね。。。

音楽もシナリオに負けず劣らず熱い!
OP、EDは本当にエロゲーなのかと思うほどの、
熱い曲。大体男性ボーカル使ったエロゲー主題歌なんてないですよっ普通っ!


シナリオについては殆ど文句はないんですが・・・
モーラシナリオのフリッツだけは可哀想でしたねえ。
パッと出の若造に妹奪われちゃって。。。

切ない系のEDが多いのは、ニトロのお約束ってことで、
EDの演出としては弥沙子シナリオなんか良かったですね。
たしかにリァノーンを謳った歌詞で、小気味良いエンディングでした。

あとは、短期決戦型のシナリオなだけに、
いまいちキャラの掘り下げが足りない気がしてしまいましたか。
主にモーラはリァノーンについてですね。

まあ、それは前作ファントムを鑑みてのことですけども。
でも全体的に見て、熱く、それでいて切ない仮面ライダーでした。

良作です。



個人的ニトロ作品の好き好きは以下みたいな感じですね。





デモベ≧ファントム>ハロワ>ヴェドゴニア>沙耶>鬼哭街>天使


ファントム・デモベ甲乙つけ難いですが、熱さを汲んでデモベにしました。