うたわれるもの





老舗・Leafよりうたわれるものです。

世界観がファンタジーっぽいので、実はかなり惹かれていました。
戦闘はタクティカルSLGで、サクラ大戦みたいな感じです。
普通の難易度ならばかなりヌルく、
苦手な人でもサクサクと進められるでしょう。

個人的にもあまり頭を使わなくてよかったので、GJ。

お話としては・・・ん〜笑いあり涙ありの架空戦記もの?っていうんでしょうか。
主人公・ハクオロは、反乱軍を指揮し、一つの国の皇、
そして全土統一へと向かっていきます。

基本的に一本道シナリオで、分岐はありません。
ので、各ヒロインのルートは存在しません。
サブイベントで、我慢しましょうw
エルルゥスキーなら良いかな?
一応メインヒロインといって差し支えないでしょう。

音楽も基本的にファンタジーなんですけど、
どこか和風な感じがする曲が多かったですね。
世界観にとてもマッチしていました。

で、全体的に見ると・・・。
素晴らしい出来でしたっ。

たしかに、話自体は、斬新ではなかったり、
いくつかの謎が明かされてなかったりといった問題点はありますが、

その世界設定と、壮大なストーリーには感嘆しました。
現代とは全く関係ない完全なファンタジーとして見てましたので・・・。
だってケモノ耳だったりウサ耳だったりするんですよっ?(謎)

キャラも一部悪役を除き、みんな好き。
ハクオロもイイ奴なので、プレイしていて嫌な気分になりません。
ただ、終盤、結構手出し過ぎな気もしましたけど・・・w
一国の皇だったらたしかに当たり前かとは思いますが・・・。
ハクオロの性格上どうかと。っていうかエルルゥ可哀想やんみたいな。

みんな好きなんですが、強いていえば、エルルゥ&アルルゥ、カルラ、トウカが良いですか。
あとは漢・ゲンジマル。彼は熱い漢でしたっ。最強な強さでしたしw
死相が出ていたので、あまりレベル上げようとはしませんでしたが。


個人的に印象深かったシーンは、トゥスクルさんが亡くなり、
ハクオロと村人が決起するところですね。
ハクオロのセリフも相まって胸が熱くなりました。
あと、ナトゥンクのボスとカルラの最後のシーンとか。
「今だけは、誰よりも愛してあげる」など、大人な女でしたね、カルラは。
カッコイイです。

あとは、王道ですが、ゲームタイトルままの最終戦。
「うたわれるもの」の意味ですか。
なかなか驚きました。




ちなみにエピローグの解釈ですが、
個人的には、過去に、大神の依代となった考古学者(=ハクオロの体・性格=アイスマン)から、
仮面が外れ、「普通の人」となったハクオロが帰ってきたんだろうなあとか思っています。
原因はエルルゥが大封印に足を踏み込んでしまったからとか勝手に解釈しています。

結構お話自体複雑なんですよね〜。
エルルゥ達の世界は、未来の日本のようですし、
「大いなる父」とは、現代のヒトを指していたようです。

アイスマンの時代より更に昔、
一人の考古学者の血が仮面(化石)に付着してしまったことから、
全てが始まったのでしょう。(ここだけ聞くとまんまジョジョですねw)
考古学者は、苦しみから逃れるために、ジャバウォック(仮)と契約をしてしまう。
願いは、眠らせてくれ、と。

そこから何100年後?くらいですか。
アイスマンは、研究所にて目覚めます。
そこでは、アイスマンの細胞をベースに、
より強い適応能力を持った人間の亜種を開発していました。
これらがエルルゥ達の時代の各一族になっていくのですね。

この時点で人類は地上の空気では生きていけない体となってしまっていたようです。
ナウシカみたいな世界ですね。。。

そこで、アイスマンは63号・ムツミと3510号・ミコトと出会います。
その暮らしはしばらく続き、アイスマンは再び凍結されそうになりますが、
ミズシマ博士により、ミコトとともに地上へ逃げ出すことが出来ました。

しかし何年か後、アイスマンは拘束されます。
そしてミコトは実験サンプルとして、解体・・・。

その時アイスマンは大神としての力に目覚めてしまいます。
不老不死と願った人々は赤いゲル状の生物にされます。
この際、アイスマンの人格は、空蝉と分身に別れていったのでしょう。

地上へ逃げた実験体達は、各地に散らばり、世界を構築してゆきました。

と僕個人のための話を忘れないための世界設定メモでしたw。


このように結構話が複雑です。
ですが、そういうところ抜きにしても、ゲーム性、
キャラ、音楽、グラフィックどこを取ってもほぼ文句無しの出来だと思います。

初めてこういうゲームに触る人にもオススメ出来るゲームですねっ。

ちなみに、僕の戦闘キャラは、メインで
オボロ、カルラ、トウカ、そして何故かグラァを育てていました。
特にオボロは素早さも早く終盤では攻撃力がカルラの次に高かったので、重宝しました。
しかし常にレベルトップだったのはエルルゥw
ある意味一番重要なキャラですからね。彼女。

反対にクロウ、ドリィ、ウルトリィ、カミュは殆ど使わず。
行動してから攻撃できず範囲もそれほどないので、術がまず使いにくいのと、
弓は一人いればいいや的な考えからですね。
クロウは・・・なんとなくでw 素早さないんですもぅん。