ひぐらしのなく頃に解
罪滅し編







というわけで、メディアミックス展開も急速な、
連続殺人ノベルひぐらしのなく頃にの解答編・第2話、
「罪滅し編」です。


今回の主人公はKoolこと我等が前原圭一。
前回とは違いたしかに今回は主人公でした。

今回はTips以外ではほぼ初めての主人公以外の視点での
ストーリー展開が多かったですね。メインはレナとなりますが。

目明し編が、綿流し編の別視点の裏話解答編だったように、
今回の罪滅し編も、鬼隠し編、祟殺し編の裏話かと思ったんですが、違いましたね。
まさかこういう形で鬼隠し編の解答編とするとは思いもしませんでしたね〜。

結果から言ってしまうと、鬼隠し編での圭一が見たものは全て、
被害妄想からの幻覚だったわけですね。

う〜んしかし、レナが斧を振り回していたこと、(斧と見間違えるものって何ですかね?)
追いかけてきた村の2人組なんかは流石に気になりますね。
まあ、マジックを注射器と勘違いするくらいですから、
相当ひどい精神状態であったことはわかりますけども・・・。
それ以外はちょっとあまり覚えてないですが、圭一のメモを隠した人物がいるのはたしかですし。

レナや魅音の行動については、基本的には圭一の被害妄想でFAでいいとは思いますが、
やはり謎は残りますね〜。
全編共通の富竹ジロウの死や、三四さんの死亡時刻のズレ。
そしてそもそもの圭一の死の原因。鬼隠し編が、全て解決した訳ではないでしょうね。

今回はレナの被害妄想が暴走して、教室立てこもりまでの事件を起こしてしまったわけですが、
それを別の世界での(鬼隠し編)自分の過ちを思い出し、
命を懸けてレナを止めようとする圭一はなかなか熱かったです。
こういう形で解決編とするのか〜と驚いた部分でもありますし。

罪滅し編についても、全てがレナ(及びスクラップ帖)の妄想だとは言い切れない気がします。
流石に宇宙人はないでしょうが、寄生虫はあるいはありえるのかもしれませんね。
最も、園崎によるオヤシロさま復活の件はないでしょうけども。
「問題編」ではどうにも一番怪しかった園崎家ですが、
なんだかほぼシロのような気がしてきましたね。
ブラフについても魅音が明言してましたし、実は何も悪くないのでは・・・。

しかし今回で、完全推理物としての完結はどうやら無くなったと見てよさそうですね。
「別世界での自分の記憶」を完全に肯定しまっています。恐らくはループ世界かな?
梨花ちゃんの言動からも彼女はループし続ける世界の記憶を保持し続けているようです。
雛見沢が大災害の日でループしているのか、どうなのかは定かではないですが、
梨花ちゃんが100年は生きているといっていたのと、抜け出す気力も無くなるほど繰り返されたループ
という情報を鑑みると、10回や20回のループではないでしょう。
さらにどの世界でも1〜4年目の殺人事件が起こっているということも考えると、
昭和58年が大災害の日を境にループしていると考えるのが妥当かも知れません。

・・・ん〜でもそうすると、4年前に赤坂と出会った時に、自分の死を予見していたのがおかしくなるか・・・。
うぬぅ・・・。

と、まあこんな感じでまだまだ考える余地がありそうですねw


さて、罪滅し編そのものの率直な感想といきますと、
個人的にはかなり良かったです。
つーか泣けましたw。

レナが皆に自分の罪を独白するところ。
その後の圭一の言動。
レナが圭一の過去を暴露した上での拒絶。
魅音、沙都子、梨花ちゃんとの仲間であることの意味。
鬼隠し編での自分の罪に気付いた圭一の懺悔。
そして、自分を命懸けで救おうとしてくれたレナを、
今度は自分が救ってみせると決意した圭一。

・・・結構泣かされましたよw
やるじゃねえか。


あと今回梨花ちゃんが痺れる程カッコ良かったですねえ。

「遊んであげるわ。おいで、鉈女・・・!」

誰ですかあなたはw カッコよすぎですっ!

梨花ちゃまスーパーモード発動ですね。
ん〜というか今回で梨花ちゃんは乖離性同一性障害であることが確定?
それともオヤシロ様の生まれ変わりですし、何かが乗り移ったんでしょうかね・・・。
つーかオヤシロ様?しかしそれだとホントにオカルト全開だ・・・。

とはいえ、自分の死期を知っているのは、にぱ〜☆の方の梨花ちゃんみたいでしたね。
ん〜どういうことなんだろう・・・。

そういえば、圭一の父が見たという髪の長い少女2人組というのも何気にきになりますが・・・。

ラストの満月の下での決闘については賛否両論でしょうが、
少し長すぎなのに目を瞑れば、かなり燃えれました。

あの場面だけは、イベントCGをスクロールで魅せて欲しいもんです。
ものすごいカッコイイ絵になると思うんですよねえ〜。
鉈を振りまわし、圭一を追うレナ。
バットを肩に担ぎながら、校舎の屋根の端で、振り返る圭一。
満月の下で対峙する二人。

くぅ〜燃えるっ!

でも、レナを目覚めさせる手が他になかったんかなあ、と。
燃えるには燃えたんですけど、流石にあれでいつのまにか正気に戻ってるってのは、どうかと思いますよ。
なんかグッとくる得意の演説を圭一がしてくれれば良かったんですけどねえ。。。

まあ、最後大団円と見せかけて追加Tipsで見事にずっこけさせるのは、
流石ひぐらしって感じですよね、ホントにw

しかし、これで目的が判明したといっていいのかな?
ループ世界を抜け出すこと。それはなんとなく大災害を起こさないことが条件な気がします。

そういえばちょこっと圭一が触れてた気がしますが、
結局罪滅し編では、レナが北条鉄平と間宮リナを殺害したことに関しては、
「罪滅し」されていません。(&圭一達が死体隠蔽を手伝ったことも)
もしかして、鬼隠し編から全てのひぐらしのなく頃にの物語で起こった、
全ての罪を精算しない限り、ループを抜け出せない・・・とか。
ないか。。。