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世界ノ全テ -remind of you-





私にとって・・・それが世界の全てだった・・・







たまソフトより世界ノ全テです。

で、早速ですが・・・

音楽がイイ!!




すごくイイ!!




BGMもバンバン主張してくる感じですし、
OPテーマの「未完成の城」、シナリオ上重要な曲「FreeWill」
などボーカル曲もかなりいい感じです。

下手するとシナリオが負けてる感じです。
音楽単体で聞きたい曲が結構ありましたね〜。

で、このゲーム、基本的に殆ど関西弁です。
もちろんヒロイン全員そうです。
なかなか冒険してますねー。
個人的には+です。

このゲームの主人公はかなり無力で(普通の高校生だから当たり前)
しかも、性格上自分から行動することが殆どありません。
ぶっちゃけ、各ヒロイン共に、あの主人公のどこがいいんですか?
と、小一時間問い詰めたいぐらいです。(笑
君が望む永遠の主人公ぐらいモテる理由が謎な主人公です。

前半で、顔はいいのどうのって言われてましたし・・・まさか顔!?
そういえば智子なんて一目惚れみたいなもんのような気もしてきた・・・。

他男二人はあんないい漢なのに・・・。
特に秀一なんてカッコ良すぎです。
まりもルートのラストなんて正に漢。
あの叫び。本当に仲間を大事にしてるんだってすごく伝わってきます。
まりもルートはあのシーンをみるのが目的でもいいかもです。

麗治は面白いです。
瑞樹から告白されたときのリアクションなんてもお最高!

「ちょ・・・マジで?え?俺?・・・って、ええええぇぇぇええ!!!??」



多分ゲーム中一番笑いました。

で、シナリオ。

これはもう

智子シナリオ


これに尽きる。

他のシナリオも悪くはないと思いますが・・・
ライターさんも明らかに智子を主に置いて書いてる感じですし、
しょうがないところでしょうね。

シナリオ前半部では、淡々とした日常のテキストに飽きるのと、
何よりも主人公のネガティブさにハァ・・・とさせられるのが玉に傷ですが、

後半の盛り上がりぶりを考えると、前半はあんな感じでいいのかも知れません。
後半の主人公は多少ネガティブさが消え、マシになりますし。


で、前述した通りこのゲームは智子シナリオが素晴らしいです。
AIRでいうならば、観鈴みたいなものです。

おおまかな流れとしては、


同じ境遇の智子と屋上で会話。親しくなる。

軽音部での活動。絆が深まる。

智子と同棲。

もはやホラーの領域(笑 親父登場。智子連れ去られる。

みんなで、智子を連れ戻す。

ライブハウス・たくたくで立てこもり。

それも限界に。結局連れ戻されてしまう。

智子、屋敷を抜け出し、主人公に会いに。
公園で、親父登場。誤って智子を殴る。

智子、記憶混乱。
親父、無理矢理退院させる。そして驚愕の事実へ。



こんな感じですか。
まあ、智子メインだから当たり前ですが、智子が気に入らないとやってられませんね。
逆に智子が気に入れば、もうラストあたりは号泣でしょう。

で、驚愕の事実ってのが・・・ネタバレしますよ?






解離性同一性障害=多重人格者です。
主人公達が接してきた「智子」は実は既に死んでいて、「智子」と名乗っていたのは「玲子」だった、と。
ここらへん結構複雑な設定になってます。

双子の姉妹、智子と玲子。
玲子は重度の心臓疾患を持っていて、余命いくばくない状態。
智子はそんな玲子に学校や、友達のことを色々聞かせたりしていました。

外界と遮断された病室での生活。
そんな玲子にとって、智子の語ることが、「世界の全て」。
玲子は、楽しみ、喜び、・・・そして妬みの感情を抱いてゆきます。

ある日、玲子の心臓疾患も限界にきて、
もう心臓移植をする以外助からない状態になります。
そこへ来る絶妙なタイミングでの急患。
それは、交通事故にあった智子でした。
もう助からない状態にあった、智子の心臓を移植して、玲子は助かります。

ですが、目を覚ました玲子は自分を「智子」と名乗ります。


と、こんな感じです。
親父殿は、狂気から智子を「玲子」と呼んでいたのかと思ったら・・・
なかなかしてやられましたね。
でも、「双子」「多重人格」「記憶喪失」、と
かなりダブルキャスト(PS)を思い出しますねえ〜。
ひょっとしてモチーフだったりするんでしょうか・・・。
ま、あっちはジャンルが違いますか・・・ホラーですもんね(笑


しかし、親父が何故玲子を溺愛し、智子を憎んでいたのかが結構謎なんですけど・・・。
(交通事故はどうやら親父の差し金だったようですし・・・。)


で、最終的には、智子は玲子に戻り、主人公達のことを忘れて、
(忘れてっちゅうか知らなくて当たり前というか)
新しい人生を歩んでいきます。

ある日、主人公と智子は街中ですれ違います。
それは他人のように。

ここで、オリジナル版は終了です。
切なくもの悲しいですが、終わり方としてはかなり綺麗で、
個人的にはこっちのが好きですね。


remind of youではこのすれ違いの場面で、主人公が壊れます。
そして、怒涛の泣き展開です。
主人公の弱さ(青さ?)から考えるとこっちの方がありそうですね。
あれほど、純粋に求め合い、愛し合った智子を忘れられるはずがない、と。

一方、智子の方では、人格としては完全に「玲子」に戻っているものの、
心がまるで二つに引き裂かれたかのような喪失感を持っています。


壊れた主人公は、約束を守るため、ボロボロになりながら一人街を彷徨います。
秀一達は主人公を見つけ出します。
この時の秀一、麗治の反応は泣けますね〜。
いいよ、こいつら。漢と呼ぼう。仲間っていいですね。

まりもはこれ以上壊れた主人公を見ていられません。
智子のところにラジオを持っていき、懇願します。
私達のことはいいから、たった一人のことだけは思い出して欲しい、と。

ここらへんはかなりまりもの魅力が出ていたんじゃないでしょうか?
個人的に好感度アップです。


智子は病院に向かい、主治医・森本に過去の自分のことを聞きます。
ここで智子の中で、智子の人格と玲子の人格が一つになり、記憶が統合されます。

・・・ちょっとここらへんはご都合主義っぽいところもありますが、
大団円に向けての奇跡ってことで、どうか一つ。

最後に、約束のあの部屋で、二人が抱き合って、ふぃ〜ん。


このゲームのテーマは青春時代の「仲間」と「恋愛」でしょうね。
互いを大事に思う仲間と、互いが全てになるほどに純粋な恋愛。

ただ、恋愛を主としてる割に恋愛描写が粗い・・・っちゅうかなかった気が・・・。
そこをもっとしっかりしてくれれば、後半かなり泣けたと思うんですけどねぇ・・・。
あとは主人公ですか。ぶっちゃけ魅力を感じられなかったりするんですけど・・・。
まあ、かなりヘタレな主人公ですが、それも青春の青さを演出するためのエッセンス、と思えば
それほど気にならなくなる・・・かも。

個人的にこの「世界ノ全テ」ってタイトルが好きですね。
これは、玲子にとって智子(故)の語る世界が「世界ノ全テ」だったのと、
智子(=玲子)と主人公にとって互いの存在が「世界ノ全テ」だったというのが所以でしょう。