沙耶の唄





それは、世界を侵す恋。




Nitro+より沙耶の唄です。

虚淵氏の新境地!ということで、話題になっていました。
ジャンルとしてはサスペンスホラー。
ニトロお得意のアクションも少しありますけどね。

プレイ時間は5〜6時間ほど。
シナリオは一応3つに分岐しますが、全て終わっても10時間かからないと思います。
時間のない社会人の方には、持って来いですね。
逆に、ハロワやデモンベインのような長シナリオが好きな方には、
物足りなく感じてしまうかもしれません。

個人的には、短かかろーが長かろーが、面白ければなんでもいいんですが。
この作品については、このくらいで丁度いいと思います。
つーかこれ以上語っても蛇足ですしね。

このゲームにはグロ描写があります。
ゲームを始める前に、グロ描写をソフトにするかどうか選択できる程です。
でも、僕はそういう描写に特に見慣れているというわけではなかったのですが、
特に気にならなかったですね。


主人公の目で、唯一「人間」に見える沙耶と、唯一沙耶を「人間」のように扱ってくれた主人公。
その二人のこれ以上ないほどの純粋な恋愛。
ホラー部分や、グロ描写が目立つ作品ですけど、
根底にあるのは「純愛」です。
それも異種間での。

沙耶からみた主人公は明らかに自分と異なる形態であるはずですし、
主人公も、自分の異常知覚からして、沙耶の本当の姿が
どのようなものであるのかは理解してはいたようですしね。

シナリオとしては、やはり主人公との子孫を残すシナリオが好きです。
なんというか美しいといってもいいように感じられました。

いろいろ謎は残りますが、語るべきでもないでしょう。