ロケットの夏 |
テラルナよりロケットの夏です。
このメーカーさんのは初めてプレイしました。
まあ、同じメーカーさんでもライターさんが違えば、
全然別の文章になりますし、プレイするときそんなの気にしませんけど。
この作品は、爽やかな感動を与えてくれる作品です。
シナリオによっては、悲惨な状況に陥ったりもしますが、
最後にはきっと暖かい気持ちになれることでしょう。
音楽は、特に印象に残った曲はありませんでしたが、
タイトル画面の曲といいエンディングテーマといい、
すごく作品にあったものだったと思います。
・・・なんか音楽に関してはこんな評価が多いですね、自分(汗)
まあ、耳障りでなければある程度容認する主義だからというのもあるかも知れませんが。
ちなみに音声はありません。
グラフィックは、まあ、そんなにギャルゲーちっくすぎず、
まあ、普通でしょう。
ただ、立ち絵とイベントCGで別人のように見えることがあったような・・・。
イベントCGの数自体はプレイ時間に対しては丁度いいぐらいでしょうね。
あ、プレイ時間ですが、ちょっと少ないかな?といった感じですね。
1シナリオ約6〜9時間といった感じです。
で、シナリオです。
各シナリオいいところはありましたが、
個人的に印象に残ったのは、千星シナリオと歩シナリオでした。
千星シナリオでは、爽やかな感動が得られます。
いろいろな問題をクリアしながら、
なんとかロケット完成までに漕ぎ着けたロケット部。
フィフティマイルズオーバーへ。
最初に「ロケットの夏」と聞いて思いついたシナリオ通りの展開でした。
王道シナリオですね。
夢が叶う瞬間のような、非常に爽やかな感動を得られます。
対して、歩シナリオ。
こちらはかなり悲惨な展開が待っています。
世界中に蔓延するウイルス。
地球主義の連中に襲われる歩。
隔離される、ウイルス発病者。
その中には歩もいました。
時は流れ、冬。
世界の人口は約1/3にまで減ってしまいます。
ロケット部も事実上解散のようになってしまっています。
主人公もついに発病。
ですが、モデルロケットを作り続け、やがて完成します。
恐らく人類最後のロケット。
人を乗せて飛ばすことなんて、出来ない、小さな小さなロケット。
主人公はその銀色のロケットを飛ばすと力尽きます。
・・・と、ここで終わったらめっさバッドエンドですが、そうはいきませんw
ポケットのラジオから聞こえる、全世界に放送される声。
聞き覚えのある声。
そして奇跡が起きます。
地球へと次々と着陸していくロケット達。
それはまるであの「ロケットの夏」が帰ってきたかのようでした。
そして主人公の前には、銀色のモデルロケットを抱えた歩の姿が。
・・・いや〜この「ロケットの夏」のところは非常に感動しました。
もう救いのかけらもない状況でしたので、なんとかして欲しいと思っていたら・・・。
まあ、いくつか伏線は張られていたわけですが、真実はこういうことだったのですね〜。
と、ものすごくいいお話だったのですが。
このウイルスって結局歩シナリオでしか発病されないんですよね。
そうなると他シナリオの世界は完全な別世界。
選択肢によって設定が変わってしまうという状況。
これはあまりよろしくない気もしますね〜。。。
個人的には、ベルチア、セレン、はるひはサブヒロインとして(ぉ
千星、歩をメインヒロインで、
序盤〜中盤 までをフィフティマイルズオーバー編で、ロケット飛ばす。
中盤〜終盤 までをウイルス編で、最後救われるという、
1つの長いシナリオにして欲しかった気もします。
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