Kanon(DC版)


えーいわゆるギャルゲー、エロゲーと呼ばれる類のゲームですが、僕が初めてやったのが、これです。
まあなんで急にやろうとしたかというと、「なんかすげー有名」「めっちゃ泣けるらしい」とか聞いたんで、
ふーんじゃあ少しだけやってみっか、とそんな感じで始めました。

元々かなり涙もろいくせに感動物が好きな性格のせいもありますが。
そっち系のゲームもそっち系のゲームをやる人にも別に偏見とかはなかったんですが、
A・RPGとか大好きな僕は正直、何が楽しいんだろうなあ、とは思ってました。

…愚かでした。浅はかでした。めっちゃ泣きました。感動しました。
もうすんごいカウンター食らった気分です。ジョルトでした。
最初、絵を見て、うわもろギャルゲーっぽい絵だ…と5,6歩引いた自分はもういません。
慣れました。というかもはやいたる絵以外は受け付けませぬ。
こっち系のゲーム、敬遠してる方には是非一回やってもらいたいです。きっと世界が変わると思いますので。
ピンキリですけど…ね。

では涙量順小→大の順で各シナリオについて。


名雪シナリオ

あれっ?感じで終わってしまいました。泣き所はそんなになかったように思いますが
名雪が部屋に閉じこもってしまう所はちょっとキました。
何の前触れもなく(いやあったか?)事故にあう秋子さん。
でも実際交通事故ってそういうものですよね…。
何も変わらなく続いていくはずの日常。それが一瞬で壊れてしまう。
一番現実的なシナリオでもありましたね。

このシナリオも良かったんですがやはり他のシナリオと比べてしまうと
ちょっとパンチ力が足りなかったかな、と。
名雪はキャラ的には良かったんですが…。


舞シナリオ

結構難解なシナリオでしたね。一回やっただけだと理解しきれませんでした。
あと笑えるシーンも比較的多かった気がします。
泣き所は舞の回想シーンですね。雪ウサギだけの動物園。
あ〜もおここら辺ボロボロでした。親子愛とかそーゆーのに弱いんですよ…。

あと佐祐理シナリオも結構泣けました。
く〜こんな過去があったのか…って感じで。
ただイマイチ切腹の意味がわからなかったんですが・・・。
あれは自分の力のせいで祐一や佐祐理さんに迷惑かけたから、とか
そういう意味の切腹ってことで、ファイナルアンサーでいいんでしょうか。

 

あゆシナリオ

一番感動した、泣けたって人が恐らく多いのではないかと。
まあメインヒロインですからそれはそうなんですが…。
思ったより泣けませんでした。とはいっても結構泣いたんですが。
やる前に断片的にストーリーを知ってしまって、そのせいでちょっと…。
ま、自分が悪いんですけど、ね。
何も知らないでやったら一番泣けたかも知れませんね〜。

シナリオはよく出来てるなって思いました。
ただ7年前のあゆの事故、もうちょっと他になかったかな〜と思いましたね。
木から落ちた、ってちょっと「ええ?」と感じました。
あゆシナリオは2回目やるとあゆの一言一言がグっときます。
「スコップはいらないかな?」とか…。

 



栞シナリオ

シナリオとしてはベターな、病弱な少女ものとしては正に王道な感じですね。
でも栞というキャラが泣かせてくれます。
泣き所はラスト、栞が助かって、祐一に抱きついて泣くシーンでした。
普通の場合でもこういうシーンは泣けるんですが、
ずっと笑っていた栞が声をあげて泣くってとこが…。
張り詰めていた糸が切れた、みたいな。
もおボロ泣きでしたよ。ええ、恥ずかしいくらいに。

このシナリオはあゆシナリオの直後にプレイすると
ヤバイです…。ラストの栞のセリフの意味…。
あ、あゆ…?

 



真琴シナリオ

なんとゆーか涙量は他のシナリオとは比べ物にならん程でした。
このシナリオは痛かったです…。2週間ぐらいなんかやる気が出ませんでした。
前半の明るいイメージと後半のギャップが…。
後半ずーっと泣きっぱなしです。ってか声あげそうになるくらいに。
悲しすぎです。痛すぎです。くそっ…。

一番キたのがやはり秋子さんの「いってらっしゃい…」
反則です。後頭部です。ラビットパンチです。


今でも幼い祐一が狐を撫でてるCGとかプリクラのCGとか目にすると
涙がちょちょぎれそうになります。
ラストシーン。春が来て…真琴は帰ってきた…?そう信じたい。
じゃなきゃ悲しすぎですよ…。

でもそうすると美汐の立場ないって話も。