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ひぐらしのなく頃に
祭囃し編〜総評











漫画化、アニメ化ときて、次にはコンシューマー移植まで決定された、
連続殺人ノベル、ひぐらしのなく頃に。
竜騎士07氏が4年半にも及び、紡ぎあげてきた
長編大作ノベルが、ついに今夏、完結。

泣いても笑っても、最後のひぐらしのなく頃に、
「祭囃し編」です。



もう前作「皆殺し編」で、大方の謎が明らかになっています。
あとは、誰もが望む大団円を迎えるだけ。
しかし、あの強大な鷹野と山狗達にどう立ち向かっていくのか?
それが気がかりでもあり、楽しみでした。





まずは、鷹野三四、成り上がりストーリーから物語は始まります。

ここら辺はかなり鷹野に同情してしまいました・・・。
冒頭の施設での描写や、
「踏まないでぇ」にはかなりもってかれそうになりました。
その後の、鷹野決意〜you高速Ver.の演出も良かったですねえ〜。



また、かけら紡ぎの前、
羽入と鷹野による宣戦布告〜Beingも音楽の使い方が良すぎですっ!
作曲のdai氏には一生ついていきますっ!



その後のかけら紡ぎも、長かった物語の、
補完とまとめって感じで、非常に良かったです。
皆殺し編でも、明確にされてなかったことも含め、
このかけら紡ぎによって、ひぐらし全編における謎が全て解明されます。



僕も出題編が丁度全部出た頃から始めていますから、
なんだかんだで、2年以上ひぐらしをプレイし続けているわけで。
ずっと不明瞭だった数々のシーンが明確になっていくのは、
かなり爽快感がありました。
この点は、ひぐらし暦が長い人ほど感慨深いものがあるでしょうね。




んで、このかけら紡ぎが終わり、
祭囃し編の開幕となります。



ここからが・・・いい意味でも悪い意味でも、
非常にひぐらしらしい展開でしたね〜。



まず羽入が実体化(!?)して、転校生として部活メンバー参入。
信じないなら友達じゃないのですっ! ←無茶言うな。
スーパー赤坂、満を持して登場。
部活メンバー最強。鷹野の目的と状況を看破。
48時間作戦決行。
富竹最高のギャグをかまして捕獲される。
園崎地下室での攻防戦。
間 に 合 っ た ・ ・ ・ 
赤坂が最高に輝いた瞬間。

富竹奪還組と裏山篭城組に分かれる。
散弾銃の辰、漢っぷりを発揮。
富竹救出。やはり悟史は生きていた。

篭城組、サトコトラップによって、
中隊規模の山狗を、圧倒的に撃破。
山狗隊長・小此木VS魅音の大将戦。
空気投げで、魅音の勝利。
・・・おや、主人公とメインヒロインが空気に・・・。

番犬投入、事態は収束される。

鷹野逃亡→羽入・梨花ちゃまによるザ・ワールド。
富竹が鷹野慰める。


んで、敗者のいないゲームの終わり。





と、概要としてはこんな感じですか。
・・・並び立ててみるとすげー無理のある展開だなw



正直、幼女鷹野の天に吼えるシーン、
赤坂の「給料いくらだ」に代表される戦闘シーン、
小学生のトラップにほぼ全滅の中隊規模特殊部隊、
ガチ(?)で、少女に格闘で負けるその隊長、
ラストのマトリックス。



この辺りは、流石にやりすぎじゃないかとは思ったわけです、はい。
赤坂は「間に合った・・・」まではマジでカッコよかったんですがねえ。
その後の特大フォントの乱打で、興ざめしてしまいましたw


イリーのメイドインヘブンや、
うおおおおおおお→チーン 富竹を確保しました。
とかはギャグでいいと思うんですけどね。




ラストの展開の持ってき方はいいと思うんです。
「敗者のいないゲーム」っていうテーマは、
竜騎士氏は、前から考えていたことだと思いますし。

ただところどころに、ちょっと自己満足気味な描写が多々あって、
プレイしている時は良くても、いざ冷静に見るとちょっと・・・っていう
シーンが結構あるのが玉に傷って感じです。




あとは敵勢力の弱体化ですか。
この辺りが爽快感を阻害している一因かも。

鷹野の過去描写によって、同情の余地を持たせたのは、
上記のテーマ性からも構わないと思うんですが、
それでも、「強固な意志」による絶対的な力を魅せてほしかったところです。

皆殺し編では、どうすりゃ勝てるのかもわからなかった、
鷹野&山狗という最強の悪役だったのに、
蓋を開けてみれば、祭囃し編の時点で、鷹野は、精神的にはもうボロボロ。
宣戦布告で、息巻いた強固な意志はいずこやら。
山狗も実は工作員がほとんどで、戦闘職は数人のみ。

これじゃーカタルシスも糞もないって感じですよ。。。




あとは、罪を憎んで人を憎まずってテーマも含まれてると思いますが、
両親殺害した沙都子、叔母殺害した悟史。
この辺り、病気だったから仕方ないで、済ましていいのか?
ってなところが気になりました。








と、色々不満な点をいっちゃったりなんかもしましたがっ!
無理ある展開とかも今に始まったことでなし。(罪滅し編とか)
全部ひっくるめて、最後のひぐらしを楽しめたと思います。



終わり方自体は、納得いくものでしたし。
「踏まないでぇ」その他で、同情し、決意のシーンで燃え、
富竹に対する意外なツンデレっぷりで、鷹野が結構気に入ってたこともあり、
救済措置が欲しかったですからねえ。
期待した通り、僕だけは君を許すってな台詞も、
富竹がいってくれやがりましたしねっ。



あとは梨花ちゃまのこれまた意外なツンデレっぷりにもしてやられましたw
まあ、精神的には100歳越えですからねえw
それから考えたら若い・・・のか?








祭囃し編 総評



鷹野成り上がり〜カケラ紡ぎまでは、
文句なしに面白かったです。
後半部については、ちょっと展開に、
ついてけない部分もありましたが、結末含め、概ね満足。


ひぐらしのなく頃に・最後の作品としては、
我らが主人公・K1の出番があまりにも少ないこと、
メインヒロイン・レナの存在意義すら怪しい程の空気っぷり、など
多少残念な部分があったとは思いますが、
面白かったという点だけは疑いようも無いです。










ひぐらしのなく頃に 総評




いい点、悪い点いろいろありますが、
全部ひっくるめて名作といっていいかと。


かつて、ユーザーに推理の余地を与え、
コミケの度にこれほど世間を沸かせたゲームもないでしょう。
4年半の月日は伊達じゃないです。
一度も落とすことなく、最終話まで書ききった、
竜騎士07氏には、本当にお疲れ様と言いたいです。
解編執筆中のプレッシャーは、きつかったでしょうね〜。。。



私的にも、完徹させてまでプレイに走るゲームなんて、
ほんとに珍しかったです。
自己満足気味な描写がちょっと気になりますが、
これほどにどんどん先を読みたくなる文章ってのは、
中々お目にかかれないと思います。



本格推理を期待していた人には、ちょっと残念。
サスペンスホラーを期待していた人には、後半「解」部分は残念。
氏のいうように、良くも悪くもエンターテイメント。
このゲームはこの一言に尽きると思いますね。



そういう意味でも、現在の幅広いメディアへの展開を鑑みても、
大成功したゲームといえるでしょう。







次のコンシューマー版が非常に気になるところではありますね・・・。
絵は格段に良くなった(失礼)とはいえ、
竜騎士07氏特有の味が無くなったともいえます。
結末含め、悪いところを全て直せたとしたら、
最高峰の傑作になり得るやも知れませんが・・。
果たして原作を超えることが出来るのか?



分かる人には分かると思いますが、
漫画「からくりサーカス」をもう一度始めから
作り直せたらどんな素晴らしい漫画になっていたか?
みたいな感じです。。