Hello,world
ファントムなどで有名なニトロプラスからHello,worldです。
ニトロプラス初の萌えゲーとされていましたが・・・
後半、やっぱりニトロでしたね。
とりあえずひたすら
長い
です。
終わるかなー?と思いきや終わらず、
また終わるかなーと思いきや終わらず・・・
それでもやっぱり最後までやっちゃうのはテキストに魅力があるからでしょうね〜。
主人公”友永和樹”はちょっと、というかかなり特殊な主人公で、
まあ、ロボットなんですが、そのロボットらしさが面白いです。
主人公は自分を作ったコンピュータ”HIKARI”の命を受けて
「グローバルイルミネーション」遂行のために
人間の感情を理解することを目的としています。
それで学園に転入し、ヒロインたちと関わっていくわけです。
面白いのが成長する前の序盤なんですが、
人間の言動、行動についていちいち真面目に分析します。
それで、冗談などにも真面目に受け答えしたりするんで、
周りからは哲学者なんて思われちゃったりするんですよ。
ここらへんは、他にない面白さだったと思います。
ただ、主人公の頭のなかで、〜クラスタがどうとかいちいち分析するのと
エフェクトのトロさのせいで会話のテンポが悪い気がしちゃいましたね。
音声は有り・・・なんですがそれは女キャラだけで、男キャラは一切無し!
これはちょっとどうかと思いました。
圭介ぐらいあってもいいでないかな〜。
急に音声が消えるんでかなり違和感がありました。
で、シナリオです。
前半は一応学園ADVなんで普通に恋愛ゲーっぽく進んでいくんですが・・・
そこはやっぱりニトロ。
後半は、カーチェイスやら銃やらが出まくりです。
では、各シナリオについて。
奈都美シナリオ
メインヒロインです。
主人公と一緒に生き残れる唯一のエンディング・・・かな?
なんか最終兵器彼女を思い出したのは僕だけでしょうか?(笑
なかなか良かったと思うんですが・・・人類滅亡してますよね〜確実に。
主人公がロボットなので、こういう場合正体がいつかバレるもんなんですが、
思ったより終盤でバレるんですよね。
でも、奈都美はすごいと思いました。
主人公の正体を知って、第一声が
「痛い?」
ですからね〜。
ちょっとウザいかな〜?とか思っちゃってたんですが、
このシーン以降見直しましたね。いいキャラです。
薫シナリオ
奈都美の親友です。
んー、あんまり思い入れはないんですが・・・(汗
でも、エンディングは一番感動しました。
崩壊した世界で人を愛したロボットのことを子供達に語る薫。
ウルっときてしまいました。
主人公の正体がバレたときの反応は一番まっとうな反応でしたね。
普通はああなりますよね〜。なまじ好きな相手だけに。
むしろ他の人は動じなさすぎです(汗
ただ終盤のあの見知らぬクラスメイトの意味は・・・?
たしかにいい展開だったかも知れませんけど
なんで、あの役をパっと出のクラスメイトにやらせたんでしょうか・・・。
薫でも良かった気はしましたね〜。
千絵梨シナリオ
金持ちです。
どうも、消化不良なシナリオだった気もするんですが・・・。
他のシナリオで難波さんが出てきたとき誰だこりゃ?
まあ、千絵梨シナリオで明かされんのかな〜?
とか思ってたんですが・・・。
明かされないし。
なんで知り合ったのか、とかさっぱりです。
でも、千絵梨の声は良かったですね(笑
執事さんもいい味だしてましたし。
ってかお見事な死に様でした・・・。
あと、ラストシーンがなんつーか・・・燃え!
ですよ。
千絵梨の両親も消え、二人きりになった主人公と千絵梨。
ロボット達に完全包囲されていることに気づいた主人公は
静かに眠る千絵梨を残し、一人戦いに赴きます。
勝てないと分かっていても、それでも千絵梨を守ると決意して。
うおーーーーーーーーーーーーー!!
燃え!!燃え!!!
メッチャ熱かったです。泣ける・・・。
ある意味ゲーム中一番好きなシーンかも・・・。
若佳菜&深佳シナリオ
この二人は殆ど同じですね〜。
ラストだけ違う感じです。
若佳菜シナリオでは銃弾から二人を守ろうとする
主人公の前に出て、庇います。
主人公は地下で一人生き残ります。
そして、IZUMOの中で電子化した二人と偽りの幸せの中で過ごします・・・。
・・・悲しい。
なんか一番悲劇的なエンディングでしたわ。
深佳シナリオでは主人公は二人を庇って、機能を停止します。
時は流れて、両親も、姉もいない、荒廃しかかった世界で、
深佳は主人公をずっと修理しつづけていました。
きっと、いつか目を覚ます。その日を信じて。
これも結構感動しました。
悲しい・・・けど希望の残るエンディングでしたね〜。
この二人のシナリオの純子さんは熱いですね〜。
なんで個別シナリオなかったんでしょうか・・・。
総評っぽいもの
ひたすら長いシナリオですが、やっぱり後半はニトロ節でした。
完全なハッピーエンドがないところも、「らしい」ですね。
音楽は結構印象に残りました。
ファントムのころなんかは完全に裏方に回ったような音楽だったんですが、
今回のはかなり主張してる気がします。
ボーカル曲もいい感じです。特にノーマルエンドのボーカル曲がお気に入りですね。
CGの量もかなりありました。
キャラデザは結構好みが分かれるかも知れませんね〜。
僕はすぐ慣れましたが・・・。
総合的にみてかなりいいゲームでした〜。
ただあの長さでダレる人も絶対いるでしょうね・・・。