銀色




ねこねこソフトより、銀色です。

なんでもキングオブ鬱ゲーとの噂を聞いていましたので
なかなか手が出なかったのですが、
それ散る、秋桜、グリグリ、と
ギャグが豊富な作品をプレイしていたので、
いまなら大丈夫かな?とザッツプレイ。

・・・

痛え!痛いよ!


なんですかこのゲーム!

ヒロイン酷い目に合い過ぎですよ。
救われねえ・・・。



話は4章構成になっていて
どんな願いも叶えるという銀糸に纏わる
それぞれの人々の時代の話。
どの時代のお話も悲しい結末で幕を閉じるので、
「久遠の絆」を思い出しました・・・。

では、各章について

1章


強い者が生き、弱い者は死ぬ。
そんな世の中、野党をし、生きている主人公と
色町から逃げてきた
生きることの意味を知らない名前のない少女の話です。

日々の最後の、〜した日の話、〜だった日の話って文体が
なんか好きでしたね。
救いのない話ですが、結構好きな話です。
最後の少女の願いは届いたんでしょうか・・・
生きた証が欲しい、という。
それは、主人公が、「あやめ」と名前をつけたことで
叶ったんだ、と個人的には思ってます。


2章


地方領主の息子の主人公と、
誰かの役に立つということを切に求める少女、狭霧の話です。

これまた救いのない話で・・・
多分、贄は狭霧が選ばれるように仕組まれてたんだろうな、というのは
わかってたんですけど、
その狭霧に対しての村の人々の言葉が・・・痛いです。
なんていうか心が黒くなりますよ。
なんでせめて誉めてやらね−かなあ、みたいな
まあ、沙霧もそれすら知ってて、贄になることを望んだんだろうなとも思ってましたが。
もし知らなくて、それを知らされても同じように望んだでしょうね。


3章


定食家を営む姉妹と軍人の主人公の話です。

この話は他に比べると明るめで、
鬱になることはないかな〜

・・・と思ってたら。
ある意味では一番鬱かも(笑

とりあえず
壊れてからの姉さんの言動が怖すぎです。
一見の価値有りです。
つーかもおホントに怖い。ホラーです。
壊れてるくせに豊富なボキャブラリーを見せてくれる狂気の姉。
ブルブル・・・。

4章


現代の話で、大学生で越してきたばかりの主人公と
喋れない少女、あやめの話です。
また、この4章は、
銀糸の作成者、大井跡と村娘あやめの話と交互に進んでいきます。

ラストでは、銀糸は役目を終えたということなのか
消えてしまいます。

大井跡とあやめの願いだった、
「二人であやめの花を見ること」
が叶ったからなのかと思いました。

ラストで、ヒロイン達は救われたとみていいんでしょうかね〜・・・。
微妙なところです。