Fate/stay night




月姫などであまりに有名なTYPE−MOONから
商業化第一段、Fate/stay nightです。

あの異常ともいえる人気を誇る月姫の次の作品、
ということで、期待と不安が入り混じっていた人も多いでしょう。

で、早速感想です。



熱い!!


燃える!!



つーか・・・




アーチャー燃え!!



です。





ええともうちょっと語ります。

まずは、グラフィック。

立ち絵、イベント画共に月姫の頃とは比べ物になりませんね。
・・・ってそりゃそうだと思いますけど(笑
同人で、しかもいまや結構昔のゲームですし。

立ち絵の数がかなり多いですね。
あと、キャラの立ち位置によってキャラの大きさも変わりますし。
イベント画もかなり豊富です。

まあ、キャラデザは月姫が大丈夫な人なら全然OKですね。
割と一般受けする絵柄だとは思います。

でもって、戦闘描写。
これが熱い!
・・・まあ、これのせいで結構重いんですけど(泣
臨場感あふれる戦闘が楽しめます。
すごく動きが感じられる演出になってますね。

で、音楽。
ここについては、ちょっといまいち?
曲数は38とかなり多くそこの点では不満はないのですが
一部あってないような曲があるのと、いまひとつパっとしないような・・・。
まあ、それでも盛り上げるところは盛り上げていましたし、裏方としては良かったかな?
これはイイ!っていう曲がないのが残念といえば残念ですね。


で、シナリオ。
シナリオは3つに分かれます。

セイバー中心のFate。
遠坂凛&主人公中心のUnlimitedBladeWorks。

そして、最終章、間桐桜中心のHevensFeel。

前2つがFateの表、セイバーや主人公の成長を描いたシナリオ。
後1つがFateの裏、聖杯戦争の真実とその結末を描いたシナリオです。

一つ15〜20時間はかかる超シナリオで、
しかも共通ルートは最初のみなので、最低40時間は掛かりますね〜。
それでも飽きさせないテキストは流石です。(ちょっと桜ルートはダレましたが・・・。)

お気に入りはいわずもがな、クライマックスの展開が非常に熱い、
UnlimitedBladeWorks。




セイバールートでは、バーサーカーとの戦いが熱い!
役立たずだった(笑 主人公が活躍しますし。
つーか「遠い背中」・・・カコイイ。
あとはVSギルガメ戦ですか。

ただ、このルートだとあまり主人公が光らないんですよね〜。
あくまで戦いはセイバーが主役。

TrueEndは月姫アルクのTrueのような綺麗な終わり方でした。
エンディングとしてなら一番好きです。

セイバーはTrueEndしかないですが、これはこれでいいと思います。
士朗と現代で生きるEndがあってもいいかな〜とは思ってたんですが、
TrueEndのセイバーと士朗みてたら蛇足な気がしてきました。


凛・・・というより主人公ルート、UnlimitedBladeWorksは熱い!

やはり光るのはアーチャー。

セイバールートの英霊の説明のところで、未来から過去に呼び出される英霊もあるんかな〜とか思ってたら・・・
まさかアーチャーが英霊エミヤとは。

思えば、ペンダント云々のところでちょっとひっかかってたんですよね〜。
あと、セイバールートからして士朗と絶対に相容れないところとか。

投影、開始。


で、ま・・まさか!?って感じでした。

もう、理想の自分と戦い、そして超える、なんて熱すぎる!!
夜中の2時ごろでしたが眠気がぶっ飛びました。

過去の自分を偽善と蔑むアーチャー。
その思いは、内から出たものでなく、借り物の理想だ。
そんなもので人々を救えるはずがない、と。

対する士朗は理想の自分を認めない。
例えそれが偽者でも。
綺麗なモノに憧れただけだったとしても。

その理想は、その信念は。
絶対に間違いなんかじゃない、と。

・・・ああ・・・

熱い。熱すぎる。


熱血だ。




個人的には自分越えのところでおなかいっぱいになってしまったので、
VSギルガメ戦はそこまで燃えませんでしたが。
っていうか出し惜しみしないでさっさと固有結界使えよ、みたいな(笑

それでも、魔術師見習いだった主人公が最強のサーヴァント、
英雄王ギルガメッシュを倒すんですよ。燃えないわけがないですよ!そりゃ燃えるって!!

というわけで凛ルートは一番好きです。
エンディングはやっぱりTrueEndがいいですね。

「答えは得た。大丈夫だよ、遠坂。俺もこれから、頑張っていくから」



あの笑顔。やっぱりどんなに変わっても衛宮士朗だったんですね。

GoodEndはハッピーエンド好きは是非。
2次創作や後日談はこのエンド後の話が多くなりそうですね。
なんといっても唯一セイバーが現代に残るエンドですし。


で、最終章、HevensFeel。
・・・ん〜。



ぶっちゃけー

イマイチ?



大体慎二の態度や、状況からして、
桜は某アンバーさんのような境遇なんかな〜とか思ってましたよ。
と、いうことはすごい結末を用意してくれているはずっ!!とか確信してたんですね。



ん〜。

桜があまりスキニナレナイ・・・。


某アンバーさんと同じような境遇なのに・・・。
なんか気にいらねえ・・・。

とりあえず桜はおいときまして(オイ
燃えどころはなかなか豊富です。

まず神父。
ギャグ面とシリアス面両方で好感度アップ!!
つーかカコイイ!!

そしてアーチャーの左腕!!

・・・燃えるね。



封印!!イジュタイホウ、

・・・燃えるね。



バーサーカー戦!!

・・・最高。



もうね。なんか

「もう後戻りはできんぞ。巻き方を忘れちまったからな」


とかいいたくなるぐらい(意味不明)燃えました。

そして黒セイバーとの死闘。
ライダー好感度極上アップ!!

ペルレフォーン&ローアイアスVS黒エクスカリバーは激燃えです。

それと、ライダーと共闘しなかった場合の、黒セイバー戦。
ぶっちゃけ桜ルート中最燃え。

士郎がセイバーから一本取る、最初で最後のシーンです。
ある意味桜ルートにおけるセイバーシナリオといったところ。


と、燃えどころはたくさんです。
で、本編の方は・・・
えー
あ、

凛カッコよかったですね!







総評としますと・・・どうだろう。
シナリオの意外性という意味では月姫の方が上だと思いますが、
シナリオの熱さではFateのが上ですね。

まあ、月姫と比べるほうが間違ってますけど。

桜ルートが最高だったら本当に至高のゲームだったんですけどねぇ・・・。
でも、とりあえず、

2004年の名作ゲーム

であることは間違いないと思います。

そして期待は裏切らなかったTYPE-MOONです。