Ever17 -the out of infinity-




KIDからEVER17です。
巷で「2002年度最大の感動ゲー」と騒がれていたので、
これはやらねば、と思いプレイしました。
僕がやったのはPC版です。

いきなりですが、感想です。

すげー・・・とりあえずすげーゲームです!

「感動」とか「泣き」という面だけならこのゲームよりいいものはたくさんありますが
話としての面白さなら、今までプレイしたADVの中でも一番といってもいいかも。

ホントに予想を遥かに上回る展開で、ドビックリです!



・・・が!

その「予想外の展開」がこのゲーム最大のウリなわけで、
ネタバレの恐ろしさはAIRやKANONの比ではありません。
先を知ってしまうと、恐らく楽しさ半減どころか1/8ぐらいになってしまうと思われます。



で、以下壮絶なネタバレですので、
これからプレイしてみよーかな、みたいな人は絶対に見てはいけません。

でわ、レッツネタバレ。
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いや、ホントに久しぶり・・・でもないけど、とにかくいいゲームやりました!
なんか感想とかレビューとかいうのもおこがましいぐらいです・・・。
一応、最終章ココ編にいく前に、なんとなく予想したのが、

LeMUは二つあるんだ! 

とか 

いや、つーかパラレルに決まってんじゃんね。

だったんですが、


見事に大外れでした(笑)

まさか「パラレルと思わせようとしていた」なんて、思いもしなかったです。
スタッフの思惑通りに騙された、ある意味幸せなプレイヤーです(泣
ってか普通に考えたらパラレルだと思いますよね?ね?(汗



Never7の頃からいってたことだと思いますが、
プレイヤー=主人公というスタッフの徹底した姿勢が
今作で最高潮になったんじゃないでしょうか?
BWの思考は完全に自分とシンクロしてましたし。
真実に気づくタイミングとか本当に同時でした。
少年編の主人公の顔が出たときなんか、一緒になって頭抱えてました(笑)



「主人公は顔が見えない」というADVの大前提を利用したトリック。
あ、月姫の幻視同盟もそうでしたね・・・一応。あれでもしっかり騙されたんですが(苦笑
結局、なんかヘンだな〜とは思ってはいても、そこまで到達しないんですよね・・・。くそ〜。


正に「ゲームでしか楽しめないADVゲームとしての面白さ」を持ったゲームだと思います。
これは、ゲーム以外のメディアでは実現出来ないんじゃないでしょうかね・・・。
あ、小説なら出来ないこともないでしょうけど、衝撃の度合いは比較にならないでしょう。


武編の少年 = 少年編の武ってのはなんとなく想像してたんですが
・・・あ、根拠は・・・声同じだからってだけだったんですけど(汗
どーも武編の武と少年編の武の性格が違うような気がしまして・・・(少年もしかり)
だからパラレルだとおかしいし、やっぱLeMUは2つある!?
え、でもつぐみは・・・?優は・・・?
はい、思考ループ。





で、シナリオはもうこの通りもう文句無しの出来だと思うんですが、
キャラもまたイイ!

キャラデザもいいですし、何よりも主人公、カッコよすぎ・・・。

ちょっと言動がダメダメだったりするところもあったりしますけど、
あの行動力は尋常じゃないですね。
しかも、不死身かと思うほどの生命力(笑 
まあ、キュレイウイルスの影響なんでしょうけど、それにしても・・・ねえ。


つぐみシナリオのラストなんてもお・・・カッコよすぎ。
ってかカッコつけすぎです(笑
でも、マジで約束守ってるとこがやはりすごい・・・。




で、このゲームについて少しだけ不満が・・・といっても仕方のないことだとは思うんですが。
このゲームを「2002年度最高の感動ゲー」と言わしめているのは、言うまでもなくココ編なわけです。
ココ編にこのゲームの全てが詰まってるといっても過言ではないぐらいです。
でも、それは他の4人のシナリオが消化不良で終わってしまっている、という意味でもあり
ぶっちゃけ「ココ編をやらないと意味がないゲーム」なんですよね・・・。
そこがちょっとどうかな〜とか思いました。



とはいえ、そんなことは些細なことでして。




Never7のいづみキュアシナリオで度肝抜かれてたんですが、
まさかその続編でそれを超えるシナリオを見せられるとは思いませんでした。

とりあえず自分的には「2003年度最高のADV」なゲームです!

次回作、Remember11もかなり期待できそうですね〜。