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あやかしびと






propellerよりあやかしびとです。
新規メーカーさん?なんでしょうか。
今まで知りませんでしたね〜。


ジャンルは伝奇活劇もの?
とりあえず非常に好みなジャンルですので、プレイ必至です。
キャラデザが中央東口さんなせいもあってか、
銃やバトル描写にニトロプラスの匂いを感じたのは僕だけではないはずw
脇キャラに魅力があるところも同じくです。

少年漫画風の熱い展開一直線!って感じのお話です。
もちろん所々に、笑い、泣き成分も含まれています。

特に笑いに関しては結構、高評価。
こういうジャンルにしては相当量のコメディパートだったと思います。
日常部分の中弛みしそうなところをしっかりとフォローしてくれています。

なんというか、久しぶりに長編大作ノベルゲーをやった気がします。

長編ゲームでしか成し得ない、感動がありました。
日常描写や、流れる月日をしっかりと描写してこその感動。
長い孤島での病院生活があったからこそ、
その何気ない日常の大切さが身に染みるわけで。

キャラもいいやつばかりですし。


鴉の翁や、虎太郎先生・・・カッコ良すぎ。
光念兄弟も、根っこのところで仁義にあふれていて良いですし。
ウラジミールも比良賀も熱い漢。

メインキャラ達は言わずもがな。

しかし、かなりボリュームのある話でした。

孤島の病院を抜け出し、おっちゃんに匿われ、
神沢市に辿り着く。
神沢学園への入学、その後の生徒会でのいざこざ、
鴉天狗、一乃谷愁厳との戦い。
生徒会活動。学園での安穏な生活とその崩壊。
そして、各ヒロイン違う展開へ。

主人公も、嬉し泣きが過ぎるのはありますがw
家族を、友人を大事にし、熱い魂を持った漢です。



ではではとりあえず攻略順感想です。





飯塚薫シナリオ




むむむ・・・たしかに全体的に面白かったんですが、
それはむしろ共通ルート部分が主だった気もします。


薫の過去はたしかに辛いものはありましたが。

しかしラストの異形化した九鬼を倒すのが、
双七なのはいいんですが・・・、
なんというかまともに倒したわけではないのがどうにもw
薫の助けもありますし。

片や、人間状態の九鬼VS虎太郎先生はめちゃくちゃ燃えましたが。
つか、カッコ良すぎです、虎太郎先生w
車&光念兄弟を一蹴するところなんか、めりっさかっこ良い!
ちゃんと教師になった経緯も語られてるも良いですし。

ちょーっと双七の活躍が少なかったかなって思いましたね〜。
反面、脇キャラ、敵キャラの燃え所は素晴らしいものがありました。
虎太郎先生を始め、鴉の翁の死に様、輝義の死に様、比良賀の仁義。
熱かったですね。

最後は、大団円っぽい終わり方。
幻咬の二人については未消化で終わってしまいましたが、
それらは、恐らくすずシナリオで決着がつけられるのでしょう。

そういえば、この「人妖」と「妖」、「人間」の
確執については特に解決はしませんでした。
まあ、そこを語るべきお話ではないのかもしれませんから、
神沢市がこのまま現状維持というのでもいいのかな・・・。

本当に「大団円」とするならば、人妖と人間、妖が、
分け隔てなく暮らしていけるような世界になるのがそれだと思いますが。

薫シナリオはドミニオンシナリオといってもいいのかな?

結構長いお話です。
日常描写もバトルも全て詰め込まれてる作品です。

通常の日常描写も笑いがかなり含まれてて空きませんし、
少し冗長になってきたかな?ってところで、ちょうどシナリオが進行します。
かなり読みやすくできてると思いましたね。

しかし、過去の思いがあるにせよ、特に主だった恋愛描写が無いまま、
双七と薫が愛し合ってるのはどうかと思いました。
そこだけなんとかしてくれれば・・・。






トーニャシナリオ



これまた長い!
トーニャの偽告白から、
微妙な三角関係、
その後のスパイ発覚、
トーニャの発見、
チェルノボグとの戦い、
そして、九鬼先生との決着。

本作品は、各ヒロインシナリオに突入してからも、かなりのテキストがありますね。

っていうかまさかウラジミールに燃えるとは・・・w
あんた漢だよ!泣けましたよ!その後のトーニャも燃えです。
サーシャについては、お約束ながら涙。死に際に正気を取り戻すのは定石ですw
しかし、トーニャって本気出すとかなり強くないですか・・・?
愁厳より、下手すると刀子より強い気が・・・。


ここで、トーニャシナリオが終わりかと思いきや、ドミニオンまで消化させるとは思いませんでしたね。
満身創痍の状態での最悪な敵ですもん。

まあ、このままじゃ、双七の活躍が少なすぎですからw

九鬼先生との戦いもなかなか熱かったです。
しかし、何故か今気付いたんですが、薫シナリオで、一奈を殺したのは、
復讐のためだったんですね・・・不覚。こちらではほとんど明らかになります。
薫シナリオにおける、一奈・零奈の過去での、一奈が殺してしまった少年の中に九鬼の息子がいたんですね。。。

あと、狩人が活躍するとは・・・w
あまりにも予想外でした。おいしいところを持っていきましたな。
どのキャラも、ある程度過去や、心情が描かれていて、うまくキャラ立ちさせてるのも、すごく丁寧に作られてる感じが出てます。


ラストのウラジミールとサーニャの手紙も泣けてきますね〜。
いや、ホントにウラジミールいいやつです。。。

しかし・・・ふわふわモードは一体なんだったのか?w
それだけが謎ですw
このふわふわモードは最初双子の妹と入れ替わってるとかそういう風に予想してたんですが・・・。
特にフォロー無しですか。。。w

まあ、ヒロイン的に好きなのはダントツでトーニャな訳ですが、何か?
しかし、それだけにトーニャとのちゃんとした恋愛描写が少ないのが残念。。。
トーニャが双七を好きになる過程もおざなりですし、逆もまた然り。







一乃谷刀子シナリオ



これまた、長いお話ですw
というか、全体的に各ヒロインシナリオに入ってから、
相当長いです。お覚悟をw

藤原ストーカーの話が終わったあとも、
幻咬の一つ、逢難の復活、
双七の妖化、ドミニオンとの戦い、
魂振りの儀式・・・と盛りだくさんですw

このシナリオでは元凶である幻咬についても
ある程度消化されましたね。
残る幻咬は中がいますが、天に言わせると小物みたいなので、
ほっといていいってことなのでしょうかw

なんにせよ、このシナリオでは予想通り、会長が魅せてくれます。
自らの妹のために、何百回もの死を堪える姿には漢を感じます。

そして、ラストで明らかになるその理由にも涙。
ただ後悔したくなかったから。
牛鬼の血族の宿命である、どちらかを殺さなければ、
長く生きられないという制約。
愁厳は、最初から刀子に幸せになってもらおうと決意していて、
その間、後悔のないように、やれることを全てやる、
生真面目な性格になりました。

・・・くぅ〜漢っすよ、会長!
個人的には、会長と双七の二撃で勝負を決めるルートのが好きですね。
こっちじゃないと会長の死がイマイチ納得出来ませんし。

逆のルートでは、どうせなら、会長が死なないエンディングにして欲しかったところです。

悪鬼と化した、双七についても、中々見所がありました。
逢難に取り付かれた双七は、めりっさ強いですね。
作中最強の強さだったような。
しかし光念兄弟は変わらぬ散り様でお見事でした。
こいつら好きだなあ。。。

このシナリオでは九鬼先生は完全に善玉でしたね、珍しく。
悪鬼と化した双七との戦いで、正気も取り戻しましたし。
ラストでは愛弟子を正気に戻すため、命を掛けて戦います。

しかし、どうしたって、会長は死んでしまうんですね・・・。
なんとか二人とも助かる道を探して欲しかったところです。






如月すずシナリオ



最終シナリオ。
さすがに、オオトリなだけあって、長い。
ただ・・ん〜主にビジュアル的な問題なのでアレなのですが・・。
すずがあんまり好きくならなかったのが残念。

たしかにシナリオとしては素晴らしいものはありました。

いまいち本人ルートでは活躍しなかった、
愁厳より強いはずの刀子も魅せ場がありましたし、
刑二郎も男気を見せてくれました。
光念兄弟ではようやく一兵衛さんも、まともな死闘が出来ましたしw

他ルートで、推測しか出来なかった部分は殆ど明らかになりますね。
主人公の先祖、百鬼夜行の真の目的がメインとなりますが、
他にも、九鬼の過去や比良賀の思いなども描かれましたね。
メインキャラはもちろんのことサブキャラに至るまで、
丁寧に心情や背景が描かれてるのは好印象ですね。

ラストバトルについては賛否両論だと思いますね。。。
たしかにラストらしくスケールが大きい戦いでしたが・・・
機械と成り果てたが故に双七の感情描写が欠如しているのが玉に傷かと。
相手の九鬼の描写もありませんでしたし。

熾天使薬を使わない場合のEndは流石にどうかと思いますけどねw
それで倒せちゃうんかいっ!って感じで。

トゥルーエンドではおいしいところをヤタガラスに持っていかれました。
事実を知ってから、後から思えばなるほど、と。
すずは知らなかったんでしょうね、やっぱり。
おっちゃんへの恩返しの伏線も回収し、大団円といってもいいエンディングでしたね。
神沢市の防壁も緩いものになってきたようですし・・・。

しかし中の小物っぷりはどうにかならなかったのか。。。w





総評



蝶良作認定。
燃え、笑い、泣き、エンターテイメントとしてあるべきものが、
全て詰め込まれてるような作品だと思います。
たしかにシナリオに少々ご都合主義な部分や不備は感じますが、
それを不満に感じさせないほど、他の部分がフォローしています。

特に脇キャラの燃えっぷりには、素晴らしいですね。
虎太郎先生を始め、一乃谷愁厳、鴉天狗、ウラジミール、比良賀・・・
光念兄弟、九鬼、狩人、刑二郎・・・うお男ばっかw
これだけの漢っぷりのゲームはそうそうないですよw

シナリオ的には、トーニャ、刀子シナリオが良かったです。


今年の作品としてはパルフェと並び、2005年を代表をする作品となったのではないでしょうか。