3days
-満ちてゆく刻の彼方で-









Lassより3daysです。
最近流行りなんでしょうか。
こちらは3日間ループものです。

ジャンルは無限軌道オカルティックサスペンスAVGとなっています。プレイ後、たしかに。と思いましたねw

グロ耐性がない人は注意。
自分がプレイした中では、沙耶の唄よりも演出という意味ではきっついです。
ブラッドリミッターというグロい演出を制限するシステムがあるんですけど、あまり意味がないような・・・。

個人的にはCGなどのヴィジュアル的グロよりも、
演出の方が驚きましたね〜。

最初のたまき惨殺シーンや、飛び降り自殺を図った梨花の目、
梨花の家へ駆けつけた時の惨劇シーン。
単なる絵的な、悲惨さではなく、
演出的に、驚かされることが多々ありました。


システムとしては、
デスティニークリックは面白いと思いますが、
スキップが遅めなのと、既読判断の厳しさが気になりました。

このゲーム、シナリオ上20回近く、同じ3日間を繰り返さなければならないので、
必然的にスキップに関しては、せざるを得ない部分があります。
ループ物の場合はこの点は、目が厳しくなってしまうのはやむを得ないかと。


CGについては概ね良好だとは思いますが、
イベントCGなどでは粗さが目立っていたように思えます。
ちょっと差が激しすぎるかと。。。
あと、キャラデザがたまき、奈々子、月子と美柚、梨花、瑠花で
明らかに違うので、違和感がちょっとありましたね。

音楽は結構ホラーっぽいのが多かったかな?
何にしてもOPテーマは最高ですね。


ではシナリオです。

むう・・・こうきましたか。

3daysではループの要因として、
魔術関係の事象を取り入れています。
ここは賛否両論でしょうか・・・。

物語が終盤に入ると、
草壁遼一と美柚とヴァルターの過去話が語られます。
ここからの展開と、前半部とのギャップは
結構大きいものがあるので、
話についてけない人も中にはいるかと・・・。

個人的にはそういう話は好きなので、
嬉しくはあったんですが、
いかんせん唐突なのは否めませんね。

しかし、ループ現象が、「大体3日程遡る」という
結論は結構意外でした。
事件を解決するため、美柚が生きている"0日目"に遡るため
いつも殺されている3日目ではなく、2日目に、あえて死を選ぶなど、斬新でしたね。


草壁遼一としての遥か過去から、15年前の殺人事件、
そして物語は現代へ舞い戻り、
ヴァルターとの決戦へ。

ここらへんまで来るとライターさんも息切れしてきたのか、
誤字脱字が多くなってきますw
展開も、かなり急ピッチで進みますし。

ヴァルターも意外にあっけなくやられますw
しかし3回戦って全部相討ちとは・・・。
伊達にべジータ様じゃないですねw

ラストは多少ご都合主義な感もありますが、
それまでバッドエンドばっかりだったのでこれぐらいは良いでしょう。

美柚、たまきは、亮がどちらを選んでも、
選ばれなかった方が切な過ぎです・・・。

携帯に登録されているはずのない名前。
高梨亮という見覚えの無い名前。
誰も出るはずのないその番号に電話を掛け続けるたまき。

柚の花を残し、ナームルスに戻る美柚。

切なさ大爆発です・・・。