東方麻雀プロジェクト 〜東方編〜



2006初秋。
プロジェクト発動より1ヶ月。
ついに完成しました、

東方麻雀。








前書きという名のチラシの裏



かの有名な同人弾幕STG、東方シリーズ。

圧倒的なまでの弾幕とどこか懐かしさを感じさせる音楽。
その世界観に魅了されて早3年程。

私と東方の出会いは、ある意味で衝撃的過ぎました。
数多くの東方ファンの中でもこんなきっかけで嵌った人はいないと思います・・・




そう、思えばかれこれ3、4年ほど前でした・・・。




当時、黄昏フロンティアさん作のKeyキャラによる、
同人格闘ゲーム「EternalFighterZero」に嵌っていた私は、
その黄昏フロンティアさんが新しいゲームを出すということで、
かなり気になっていました。



東方シリーズとの合同プロジェクト。



東方シリーズなるSTGが存在し、同人ゲーム業界でも、
かなり人気があるとの噂は聞いていました。



とはいえ、私はSTGといえば、
ファミコン・スターフォースから始まり、ツインビー、グラディウス・・・
当時でも、ギガウイングやドドンパチは、多少プレイしていましたが、
はっきり言ってド下手。
アルファシステム繋がりで、式神の城は頑張りましたが1コインクリア出来ず。



はっきり言って向いてなかったんですね、シューティングゲームが。
そういう背景もあって、東方に対しては知っていたものの、長らく食指が動かなかったんです。



しかし今回は黄昏フロンティアさんと上海アリス幻樂団とのコラボ企画。
きっと対戦ものだろうと思った僕はいい機会だと思ったわけですね、はい。





そして来る4月1日、ついにその合同プロジェクトの全貌が明らかに!





























ほーやけにエキセントリックなタイトル・・だ・・・・な・・・?













!?

















!?

(ゴクリ・・・)

















!!?

(ちょ、おま、その机で一体何を!?)















・・・











フー









・・・東方ってスゲェな・・・予想の遥か斜め上を行きやがった・・・。




ある意味この元ネタになるゲームってどんなんやねん、と
俄然興味が沸いた瞬間でした。。。





まあこれは黄昏フロンティアさんの、
エイプリルフールネタであり、
実際の「東方萃夢想」はコミカルなキャラが繰り広げる、
弾幕チックな格闘ゲームだったわけですがw。










それから半年ぐらいしてからだったでしょうか・・・。

友人Tさん宅に遊びにいっていた時ですが、
ちょうどEFZやらカードゲームやら遊ぶものも一段落し、
ちょいと小休憩ってな感じな状態でした。


そこで、ほんのささいなきっかけで、
「東方妖々夢」の体験版があるからやって見よう、
という話になったのを覚えています。


多分、東方萃夢想も現実見を帯びてきて、
出る前に元ネタをやっておこうってなノリだったはずです。





そこには、同人とは思えない程のクオリティを持った演出。
どこか懐かしさを感じる音楽。登場人物の変(?)な会話。
そして、圧倒的で美しい様々な弾幕・・・。




それから1月後くらいには、「東方紅魔郷」、

「東方妖々夢」を揃えてしまいました。

思えばこの辺りから既に嵌ってしまっていたのかも知れませんね〜。



そして、基本的に連続物は1を知ってからという、
性質の私は妖々夢を封印し、紅魔郷をひたすらプレイし続けました。



最初はただただ弾の多さに驚き、
ノーマルルーミアのディマーケイションですら、
決めボムという状態でしたw

最も苦労したのが、2面チルノのアイシクルフォール。
当時ははっきりいってかわせる気がしませんでしたね〜。

今から見たら当たる方が不思議なくらいなんですが。。。
自分が成長したのか、当時の自分が尋常じゃないヘボさだったのかが微妙なところですw


そんなこんなで、東方萃夢想、
そして上海アリス幻樂団最新作・東方永夜抄も発売され、
また、自分の腕としてもそれぞれExtraは割とクリア出来、
Hardも頑張ればノーコンクリア出来る程度の能力は付きました。
(Lunaticは中々ノーコンクリア出来ません。。。)



と、こんな感じで、見事に東方ファンの一人になってしまったわけでした。







前書きという名のチラシの裏 ここまで


東方麻雀プロジェクト 〜麻雀編〜





というわけで意味を成さない割りに長いチラシの裏でした。




今度は麻雀の話になるわけですが、

私は、麻雀については、元々殆どやったことが無く、
子供の頃にやったドンジャラから始まり、
イカサマ有りの麻雀ゲーム程度しか知らない程度の能力でした。


本格的に嵌り出したきっかけがなんと東方。

どちらかというと東方の2次創作系で、
私よりも熱が入っている友人・A氏から勧められた、とあるSS。

「東方雀鬼録」
(作者:YDS氏)


このSSがすごく面白かったんですが、(興味ある方読んでみて下さい、蝶オススメ)
反面、SS中で、使用されている麻雀用語の意味が全然判らなかったんですよね。

スジだのアリアリだの何の話をしてるのかはっきりいってサパーリでした。

A氏も私と殆ど変わらない程度の能力だったようで、
理解を深めるために、ここは一発麻雀でもやってみるかっ!という流れになったわけです、はい。



そうなれば、膳は急げということで、
私の家にあった麻雀牌(通称:伝家の宝刀、象牙っぽくて割と年季の入ったやつ)を持ち出し、
休日入り浸っている、友人T氏宅へ押しかけ、麻雀を始めることになりました。


最初は、食いタンやピンフが両面待ちじゃないと上がれないなど、
麻雀の初歩の初歩すら知らなかった私達でしたが(Tさんは知ってましたが)
徐々に慣れ、基本的な事はなんとか判ってきて、ようやくまともな麻雀になってきました。


そんな中、多分子供の頃にやったドンジャラの話や、
天下一武闘牌(ドラゴンボールの麻雀ぽいやつです。)の話をしていたのがきっかけだったんだが、
全然関係なかったのか、よく覚えていませんが、
麻雀牌も東方のキャラに見立てたら面白いんじゃないか?という話になりました。


キャラ決めは紆余曲折(本っ当に)ありましたが、

マンズ、ピンズ、ソウズを、東方3部作(紅魔郷、妖々夢、永夜抄)に見立て、
字牌は主人公+その他ボス達ということで、なんとか丸く収まりました。


基本的にはそれぞれ、9をラスボスに設定し、
後はステージ順に穴を埋めていくというコンセプト。
ただ、タンヤオやチャンタなどの役の作り方も考慮し、
(例えばチャンタだったらボスのみ)
1はEXボスとしました。
また、2,3は、なるべくEXボスと絡みのあるキャラを選択します。

このような方針の中、決定されたキャラが以下の通りです。








索子(紅魔郷)



 1索:フランドール・スカーレット
 2索:ルーミア
 3索:チルノ
 4索:大妖精
 5索:中国
 6索:小悪魔
 7索:パチュリー・ノーレッジ
 8索:十六夜 咲夜
 9索:レミリア・スカーレット

A氏が、ソウズってナイフっぽいから=咲夜さんで、紅魔郷だっ!と譲りませんでした。
私は、イーソウが孔雀=妹紅って感じがしてたので、永夜抄でもいいかなと思ってたんですが。。w
紅魔郷は人が少ないので、人選に苦労しました・・・。
大妖精と小悪魔はほんと苦肉の案ですw




筒子(妖々夢)



 1筒:八雲 紫
 2筒:八雲 藍
 3筒:橙
 4筒:レティ・ホワイトロック
 5筒:アリス・マーガトロイド
 6筒:リリーホワイト
 7筒:プリズムリバー3姉妹
 8筒:魂魄 妖夢
 9筒:西行寺 幽々子
 
9ピンが団子っぽいから・・・だったんでしょうかw
団子=幽々子って流れで。
いまいち妖々夢がピンズに決定された理由が思い出せません。

1,2,3ピンは八雲一家を並べたかっただけです。
それだけです。
レティ・リリーが非常に覚えにくかったですね・・・。



萬子(永夜抄)



 1萬:藤原 妹紅
 2萬:キモケーネ
 3萬:リグル・ナイトバグ
 4萬:ミスティア・ローレライ
 5萬:上白沢 慧音
 6萬:因幡てゐ
 7萬:鈴仙・イナバ・優曇華院
 8萬:八意 永琳
 9萬:蓬莱山 輝夜

マンズは漢字で、日本っぽいため永夜抄に。
慧音は全キャラ中で、唯一2回登場するキャラ。
ま、人数が足りなかったからなんですけど・・・。
妹紅との絡みで、2マンにしましたが、
リグルと組んでシュンツってのもパッとしないな・・・。

ミスティア・リグル当たりはかなり覚えにくいです。



三元牌(主人公)



 白:博麗 霊夢
 發:霧雨 魔理沙
 中:射命丸 文
 

他に主人公格が入るスペースが無いので、
必然的に、ファン牌に主人公が。
白・發は、一発で決まりましたが、中が荒れに荒れましたw

「3人の主人公っつったら残りは咲夜さんだろ!」
「んじゃ、紅魔郷どうすんだよ、ただでさえ人数少ないんだぜ?」
「うぬぅ・・・」
ってな感じの議論がエンドレス。

秘封倶楽部や、過去作品のキャラ、香霖、
果ては「中」だし中国でええやんっ!とまで、
色々案が出されましたが中々決まらず。

私の極私的で強引なプッシュと独断と偏見と、
「一応最新作で主人公になった」実績を使って、
なんとかこのポストに文を付かせることが出来ました。

・・・ぶっちゃけ浮いているのは重々承知ですが、
キャラ人気的にきっと引けは取らない!・・はず。




風牌



 東:四季映姫・ヤマザナドゥ
 南:魅魔
 西:萃香
 北:神綺

風牌は割と投げやりですw
もうこいつでいいんじゃねーの?的なノリです。

とりあえず、西だけは、西→西瓜(すいか)→萃香と決まっていました。
あとは、カリスマがありそうなところを引っ張ってきた感じです。

出来れば、小町や、幽香、ちゆり、夢子辺りは使用したかったんですが、
流石にスペース不足でした。









そんなこんなで、一応各牌が、各キャラに対応し、
晴れて、麻雀(東方風)をやってみました。

対応させたものの、ただ麻雀をやってるだけでは、ぶっちゃけいつもと変わらないので、
いつの間にか牌を捨てる時にキャラの名前をいいながら捨てるようになりました。
最初はかなり戸惑いましたね〜。

1,9牌とその周辺は覚え易かったのですが、
ソウズ(紅魔郷)の雑魚キャラ達、
リグル・ミスティア・レティ・リリーは、かなり覚えにくかったですね〜。
また、神綺と魅魔がごっちゃになることもしばしば。

牌を捨てる前に、動きが止まった時、
放銃を恐れているのか、牌のキャラが判らず考えているのかが、
判らない状態が続きましたw


しかし慣れってのはすごいもので、
しばらくすると、対応キャラを全員覚えてしまったんですね。

そうなると今度は、東方知識を競って、そのキャラのスペルカード合戦に。

大妖精や小悪魔が出た場合には「ありません・・・」となってしまうのですがw




さて、対応キャラもほぼ暗記し麻雀(東方風)もさらに色が欲しくなりました。

世の中意外と広いわけで、
東方麻雀って本当にどっかの誰かが作ってるんじゃないか?という話になりました。
早速ネット販売やオークションで、検索です。


世の中は広いもので、やはりありました!
しかしそれはカードでやる携帯式麻雀でした。
流石にそれでは雰囲気が出ないと泣く泣く諦めることに・・・。

だが、この程度で諦めてしまうのか?
ここで、斬新な提案が。


無いなら作ればいいんじゃん?



全員に、電流走る





ってことで、ネットから東方絵を掻き集め、(私達の中に自作絵を掛ける人材はいません)
画像の選別、A氏・自前の画像ソフトとプリンターで、麻雀牌張り用のシール作成。


東方麻雀専用に買った麻雀牌が異様にデカく安っぽかったり、
またまた紆余曲折ありましたがっ!


ついに完成しました東方麻雀!!

こんな感じです。
↓↓↓↓↓↓↓↓








東方麻雀プロジェクト 〜東方麻雀〜











左:字牌(主人公&ボス)・赤ドラ  右:ソウズ(紅魔郷)
赤ドラ(中国・アリス・慧音)のコンセプトは、通常牌はコミカル、赤ドラはシリアスです。










左:マンズ(永夜抄)           右:ピンズ(妖々夢)













全体像









霊夢ポンッ!で、大三元(主人公チーム) 確定っ!











兵どもが夢の跡


東方麻雀完成後の祝杯です。







※ 本麻雀牌に使用している東方絵は、
  あくまで個人で楽しむために使用させて頂いています。
  そこのところご了承願います。





数々の美麗イラストを(勝手に)使用させて頂いている、
東方絵師の皆様方には、(勝手に)感謝、多謝、そして土下座!




東方麻雀プロジェクトの功労者、
素材調達、画像加工、プリントアウト・・・

それらの作業を殆ど一人で行ったA氏に多謝!
流石暇人だぜ!




また、連日ショバを提供してくれている、
友人Tさんにも多謝!
部屋荒らしてゴメンナサイ・・・




私がやった作業は東方麻雀用の牌を買ってきたことと、
使用絵に、ケチをつけて我を通したことぐらいでしょうか・・・。








まあ、はっきりいって初めて見た人は、
目印があるとはいえ、捨て牌をみてもロン牌が全く
読めない状況が続くはずですっw

外枠を、種類別に色を変えて線で囲んだらどうだという意見もありましたが、
もう作成してしまったので、それは第2弾へ持ち越しです。



まあ、何はともあれ、
東方曲を聞きながら、東方麻雀をする。
東方ファンにとってこれほど楽しいことはないですねっ!
(花映塚対戦やれや)







061005